第一章

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「……だね。……さか、……が……とは」 なにか聞こえる……なんだ……? なにも見えない……、俺はなんだ? 少しずつ音がはっきりしだした。 「本当に上手くいくんですか?」 「それは分からない。だが、なにもしないよりかはいいだろう?」 「はかせーいただきますしちゃだめなのかー?」 「駄目だよ。君のお友達になるかも知れないからね」 「そうかー」 「……コイツがシオみたいな奴になるわけないだろ」 「ソーマ、このアラガミも可能性はあるんだ。問題はするかしないか、だろう?」 「……フン」 ……さっきからごちゃごちゃとうるさい……誰だ…… 「あ、気がついたみたいです」 目を開けるとそこには人間がいた。 赤い服着た女と青い服着た男。この二人は似たような物を持っている。ーーそれが神機だと後から知ったーーそれから、茶色の服着た男と…… 「おっはよー♪」 匂いが他の人間と違う白い女。
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