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「……だね。……さか、……が……とは」
なにか聞こえる……なんだ……?
なにも見えない……、俺はなんだ?
少しずつ音がはっきりしだした。
「本当に上手くいくんですか?」
「それは分からない。だが、なにもしないよりかはいいだろう?」
「はかせーいただきますしちゃだめなのかー?」
「駄目だよ。君のお友達になるかも知れないからね」
「そうかー」
「……コイツがシオみたいな奴になるわけないだろ」
「ソーマ、このアラガミも可能性はあるんだ。問題はするかしないか、だろう?」
「……フン」
……さっきからごちゃごちゃとうるさい……誰だ……
「あ、気がついたみたいです」
目を開けるとそこには人間がいた。
赤い服着た女と青い服着た男。この二人は似たような物を持っている。ーーそれが神機だと後から知ったーーそれから、茶色の服着た男と……
「おっはよー♪」
匂いが他の人間と違う白い女。
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