Ⅰ、─始まり─

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アストラダ共国東の都サウストにある港町ブルーウェル ?「たっだいまぁ~」 ?「あら 今日は早かったわね ハル」 ハル「うん! 今日は学校が終業式だったからね 母さん」 母「あら、そうだったかしら。 今日は凛くんと遊ばないの?」 ハル「…ぅん 今日は遊ばない…」 母「あ、また凛くんとケンカしたんでしょ?」 ハル「…だってあいついっつもボクのことからかってくるから…」 母「まぁ子供だからケンカするのはいいけど ちゃんと仲直りしなさいよ」 ハル「はぁーい 今日はやることないし部屋で昼寝してるね」 母「はーい おやすみ~」 ガチャ ハル「ハァー 疲れた ほんと嘘つくのって疲れるよね ほんとは終業式明日だし。…学校サボったなんて絶対言えないよね しかも魔法が使えないから学校サボったなんて口がさけても言えないよ… ハァー」 ボクの名前は矢吹 春。 ブルーウェルにある国立魔導学校【リスティア】に通っている。 年齢は10才、趣味は料理で好きなものというか…好きな人は………ちょっと気になる子はいるんだけど……まっまぁ好きな人は置いといて。 嫌いなものは魔物。え?なんで魔物が嫌いかって?だって魔物って名前からして怖いもん。 悩み というかボクの人生に永遠について回るであろう苦悩は魔法がつかえないこと。 まぁ魔法が使えないというか魔法を使うための魔力がないんだけどね。 ハル「ハァー なんでボクは魔法が使えないんだろう」
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