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なんか今更だけど思うんだ。
個性って大切だなあって。
収録していると色々な人に会うけど、一人一人違う。同じ人なんていない。
「なあなあ、」
「ん?どうかした?」
「俺の名前呼んでみて」
「いきなりどうしたの?」
「いいから!」
「…緋優くん、」
そう思うと、こういう音で、俺の名前を耳に届けてくれるのもお前だけ。
「なになに?今日はやけに甘えてくるじゃん。緋優くんにしては珍しい」
「うっさい!」
「まあ嬉しいけど、」
「頭撫でんなっ」
とか言いつつ嬉しいけど、絶対口には出さない。俺の方が年上なのに、こういう行為をされる側って。俺のプライドがあるじゃん?中々口には出せないよ。
「緋優くん、」
「なんだよ」
「俺の名前も呼んでよ」
「……んと、」
「聞こえないよ?」
「…っ、旬都!」
「ふふ、緋優くん顔真っ赤」
「ばかっ、」
ただ思うんだよね。
俺と旬都も一人しかいないそんな中で、二人とも惹かれあって、恋人関係になる。それって凄い確率なんじゃないかって。広大に広がる宇宙(そら)から、無数に存在する星を見つけるように。
(あなたと出会う確率。)
(旬都好き、)
(俺も好きだよ)
(ずっと一緒にいような)
(俺が離さないから)
(良くそういう台詞言えるな)
end.
―――――――――――
あれこんなはずじゃ…。
あ、これほすとこんびですよ。
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