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―――４月。
ピンク色の桜が満開に花開くこの季節に、入学式というものは行われる。
しかし、ここの入学式はとても初々しいものだ。
( ^ω^)「うーん、ここが今日から僕らの学校になるVIP高校かお…」
リュックを背負った少し太り気味の少年が学校を見つめている。
新築ゆえに輝いて見える校舎。
その門には間違いなく【VIP高校】と記されている。
( ^ω^)「…これで隣町の高校まで行かなくて済むお」
この高校が出来るまではわざわざ隣町まで行っていたもよう。
( ^ω^)「…いつまでもここにいないで入ろう。
確か体育館に集合だったはずだお」
そう呟き、少年は体育館と思しき建物に向かった。
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