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拓「な~に熱い視線を送ってるんだ?」
拓也が近づいていることに気づかなかった涼は、驚いて言った。
涼「な、拓っ。…別に熱い視線なんか送ってねぇよ。」
拓「でも見とれてただろ?」
涼「な、なに言ってんだよ!!」
拓「あの子が誰か教えてやろうか?」
涼「…別にいいよ。興味無いし。」
涼はそう言っているが、内心は凄く気になっている。
しかし、付き合いが長い拓也には、その言葉が嘘だとすぐに分かった。
拓「意地はるなよ。本当は気になってるんだろ?」
そう言われて涼も諦めた。
涼「分かった。認めるよ。で?あの子は誰なんだ?」
その応えを待ってましたとばかりに、拓也は笑顔になった。
拓「ついに涼にも好きな人が出来たか。あの子は隣のクラスの和田真矢って子だ。」
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