プロローグ

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「おい、瀬戸内聞いてるのか」 俺は友人の一言で正気に戻る。 「すまん、途中から聞いてなかった。でっ、何の話だっけ」 俺は竹中の顔をみる。 「だから、アイドルの【倉崎 すみれ】ちゃんが可愛いよなっていう話だよ」 「でも、【倉崎 すみれ】って中学生だろ竹中お前ロリコンにはしったのか」 俺は軽蔑したような目で、竹中を見る。 「いや、ロリコンじゃなくてもあの子は可愛いぞ」 「明日から、高2なんだからよ、中学生じゃなくて高校生の彼女を作れよ」 「うるせえ、欲しくても出来ないんだよ」 竹中はかなり悔しそうだ。 「あっ、俺家こっちだから」 俺は右の道を指差す。 「あぁ、じゃぁな」 竹中は右手を上げて正面の道を進む。 「また明日な」 俺も右手を上げて別れた。
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