第一章 戦場の記憶

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 リュウが見舞いにきたときはウケ狙いなのか何なのか知らないけど、彼は気配を消して誰かに近づくのが得意なんだ。  おかげでリュウの見舞い=びっくりする。が必然として成り立つ。  それはさておき自分の助かった経緯を聞いてみると、 「お主は拙者達に断りもせず一人で飛竜を倒しに行ったんだ」 「その飛竜って?何で僕は一人で行く必要があったんだろう?」 「…リオ夫婦だ、あの時のお前は『自分の力を試したい』そう言っていたな」  …だめだ、記憶がない。 「…そう、なんていうか、ごめん、迷惑かけて」  しかし、それは本当にリオレウスかリオレイアだったのだろうか?
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