出会い

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  どもどーも ここからの物語の進行は この黄泉くんが中心となって 話してやるっ 心して聞くといい ―――――――――― ――――――― ――― 中1の春― 金色に近い茶色い髪 黄色い目 学ランなんてかったるくて 着崩しスタイルが俺の流行り 「おいっそこの1年坊主っ」 黄泉「んあ?」 振り向くと いかにもって感じの先輩方が 俺を囲っていた まぁ… 無理もないか 「“んあ?”じゃねぇよっ!!…たく最近の若いもんは‥じゃなくて…なんだその髪はっ」 黄泉「自毛でーす」 「…は?」 予想してなかった言葉に 先輩方は目を丸くした 黄泉「俺の親ハーフでこの髪、自毛なんですよっ」 ぶっちゃけ嘘だけどね そんなわけないじゃん 父ちゃんも母ちゃんも日本人 「そうだったのか‥って信じるとでも思ってんのか馬鹿野郎」 やっぱ無理あったかな? 「先輩に盾突いたら駄目だってこと…その身体に教えてやるよっ」 「喰らえっ」 その言葉を合図に 先輩方は俺の間合いを攻め 胸倉を掴み 思い切り俺を殴り飛ばした 黄泉「…」 「…んだよ‥ちっとは根性あると思ったが…ただの見かけ倒しかよ」 「ふんっこれに懲りたら二度と刃向かうんじゃねぇぞ」  
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