出会い

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  高笑いしながら 俺に背を向ける先輩方 俺は口から出た血を拭って 笑みを浮かべた 黄泉「…おい」 声をかけた俺に 振り返る先輩方 俺を睨みつけ足を止める 「は?」 「なんだよまだ殴られ足りねぇか」 黄泉「いや…殴られんのは痛いからヤだ」 すると先輩方は その場にはいつくばるように 笑い転げた 「だははっお前馬鹿か!?だったらわざわざ呼び止めんじゃねぇよ」 「そうだっお前の可愛い可愛い顔に傷が増えるだけでちゅよ」 「だははっ赤ちゃん言葉かよっそうでちゅよー痛い思いしたくないでちゅよね」 黄泉「先輩方…何か勘違いしてんじゃねぇの?」 俺の言葉に 沈黙する先輩方 その瞳はみるみる内に 怒りの色をおびていく 「…なにが言いてぇんだ」 黄泉「殴られんのはヤだけど…殴るのは…大好きってことッスよ先輩」 「…んだとぉ!?」 「調子にのってんじゃねぇ」 煽り成功… 俺の煽りに逆上した先輩方は 俺に殴り掛かった  
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