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撮影が終わり帰る支度を始める俺等。
♪~♪~♪~
ポケットに入っていた携帯が鳴る
この着信音は一人だけ
ちらっとその人を見れば
くしゃっと可愛い笑顔をみせて
黒「亮~一緒に帰ろうやぁ~
侯くん相談のってほしい~」
そんなの思ってへんくせに
でもそんなこと言うたら
忠義にばれてまうから秘密
黄「どうしたんよ侯くん~
なんぼでもきいたるよ」笑
営業スマイル、とでも言うとこか
黒「じゃ、俺ん家いこうや」
黄「おん!ミルクティー
飲ましてやあっ♪」
黒「はいはい~じゃ、ほな~」
黄「おつかれさまー」
忠義がなんか言いたそうやったけど
気づかないフリ
楽屋からでたとたんお互い笑顔は消えて
黒「やっぱ亮は演技うまいな」
黄「…おおきに」
見慣れた部屋に入る
お願いしたミルクティーは
出てこおへんくって
その代わりに横山くんのキス
黒「仲直りしたん?」
長いキスの後、主語がないいきなりの質問に
俺の頭にはハテナマーク
黒「大倉と、仲直りしたん?」
ああ、そういうことなんか。
横山くんと少し距離をおいて床に座る
黄「大倉が謝って来てん
やから仲直りした……」
、
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