1 始まり

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年明けてすぐ、地元の医院に行き、状況を話した。 とりあえず、長く痛んでいた胃の薬、整腸剤が処方された。 「これで良くなると思うよ」 「あの、“ガン”とか、そんな可能性は…」 「いやぁ、大丈夫でしょう。これで良くならなかったら、カメラやった方がいいかな」 少し安堵して医院を後にする。 薬を飲み始め、胃痛は低減。 便も一旦改善されたように思えた。 しかし、また、鮮血の付着した便が続き始めた。 再び受診。 前回の受診時に検査した便に鮮血反応があり、大腸検査(カメラ)を受けることに。 それでも、 “大事ではないだろう” そう思っていた。 それは 希望的観測か 願望か とにかく、私にそんなことがあるわけがないと、思っていた。
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