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年明けてすぐ、地元の医院に行き、状況を話した。
とりあえず、長く痛んでいた胃の薬、整腸剤が処方された。
「これで良くなると思うよ」
「あの、“ガン”とか、そんな可能性は…」
「いやぁ、大丈夫でしょう。これで良くならなかったら、カメラやった方がいいかな」
少し安堵して医院を後にする。
薬を飲み始め、胃痛は低減。
便も一旦改善されたように思えた。
しかし、また、鮮血の付着した便が続き始めた。
再び受診。
前回の受診時に検査した便に鮮血反応があり、大腸検査(カメラ)を受けることに。
それでも、
“大事ではないだろう”
そう思っていた。
それは
希望的観測か
願望か
とにかく、私にそんなことがあるわけがないと、思っていた。
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