カラスと軍人

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「あっやべぇ! 忘れ物した!」 部活の友人が部室の中で叫ぶ。 「明日取りに行けば良いだろ?」 俺は疲れていたため、適当に聞き流した。 しかし、友人は諦めなかった。 「なあ、頼むよ! 学校の中に一緒入れとは言わない。ただ、ここら辺で待っててくれれば良いからさ、ジュース奢るから。なっ!」 「ったく、しょうがねぇな」 俺は今は後悔している。 この時、友人に着いていけば良かったって……
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