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好きなのは、多分間違いなかった。 そうでなければ、こんな反応はしないだろうから。 自分でも驚く位、ベタな行動で。 悲劇のヒロインを気取ったような、図々しい奴で。 「さよなら」を告げずに逃げた臆病者で。 でも、 「構わないよ」と言った瞬間には別れが成立しているのだから… 私たちは、もう何の関係もない… 赤の他人。
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