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「………何だよ?これは………」
「いったい、どういうことだぁ~~~~~!!!」
俺は今、学外寮の自分の部屋の前にいる。
そこで、俺は何とも近所迷惑な大声を張り上げた。
原因はこれ。
『警告・危険ですので立ち入らないで下さい。
KEEP OUT!
KEEP OUT!』
俺の部屋の扉にはこんなことを書かれた紙が貼ってあった。
新手のイジメ?
それにしてはリアル過ぎる。
字体はかなり業務の正式なもののように思えた。
しかし、その正式そうな様子が更に俺のカンに障った。
「ッ!!
何が『KEEP OUT!』だ!
ここは俺の家だ!
工事現場でも、事故後の危険地帯でもない!」
俺はただただ怒鳴った。
淡く黒ずんで良く使い込まれた雰囲気を醸し出す扉。
何かを訴えるようだ。
少し黒過ぎる気もしたが気にしない。
俺はあまりの苛立ちに扉を殴り付けた。
ドンッ!
後悔したのは言うまでもない。
強固な造りのため、俺の手を痛めるだけだった。
…………が。
ガタッ!
…………ガガ……ガシャン!
予想外のことが起きた。
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