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料理作ってって自分が言ったくせに、手伝おうという、気持ちは無いんだ。
いいけどさ、別に。
昂希君、料理できないって、なんとなくわかってたから。
だけどさ、一人で作るのって…。
……てゆうか!
鍋とか食器はどれを使ったらいいかとか教えてから、寝室戻れ!
段々腹がたってきた私は、鶏肉のパックを力任せにかっさらって、ズカズカとキッチンに向かった。
「……はぁ…」
ふと、漏れた溜め息は重い。
私はパックを裏返し、包装のラップをゆっくはがしていった。
とんでもなく不味いの作ってやろうか。
…いや、そんなの作ったら、怒りそうだからヤメとこ。
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