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「…またそんなこと言う。
やめてよ…」
やっている最中も言ってたけど、終わった後に言われたら、余計恥ずかしい。
とゆうか、認めたくない。
そんな顔絶対して、……ない。
ククっ、と彼はいつものように笑って。
私の髪に指を絡めて、優しく頭を撫でた。
「恥ずかしいんだ、カワイ」
思ってもない事まで言う始末。
だけど、好きな人に言われると、やっぱり嬉しい。
しかし。
私、やってしまった。
恋人では、ないのに。
昂希君に上手いこと流されて、後はなすがまま、最後まで……。
これじゃ、安い女と思われても仕方ないかもしれない。
自分でもそう思うのだから。
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