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痛い。
胸が、頭が。
「さぁ?」
曖昧とか、そう言うんじゃない。
触れてほしくないとでも言うように、昂希君は答えていた。
なに。
なんで?
「さぁ?…って。
まだ続いてるって聞いてたから。
しかも一緒に住んでるとか。
この子、違う女だし、ビックリした」
続いてる。
高校の時から付き合っていた。
彼女、と。
一緒にくらしてる。
ちょっと待って。
頭が上手く回らない。
だって、私、今日家に行ったよ?
この前も酔ったからだったけど、普通に朝まで居たし。
ベッドの上で、……抱き合ったよ?
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