4029人が本棚に入れています
本棚に追加
昨夜。
彼と、唇も重ねた。
もう既に1日はたっているのに、感触がまだ残ってる、そんな気がした。
柔らかくて、優しくて。
だけど熱くて……。
『彼女居る』
「……なんで」
ねぇ、なんで?
渚からは居ないって聞いたよ?
彼女居ないって。
居るの?居ないの?
どっちよ。
「ホント意味、わかんないし」
言い知れぬ感情が、胸の奥から湧き上がってきて、それを消したくて、私は再びぬるま湯で顔を洗った。
消えてくれるはずもないのに。
最初のコメントを投稿しよう!