また一緒に。

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    昨夜。 彼と、唇も重ねた。 もう既に1日はたっているのに、感触がまだ残ってる、そんな気がした。 柔らかくて、優しくて。 だけど熱くて……。 『彼女居る』 「……なんで」 ねぇ、なんで? 渚からは居ないって聞いたよ? 彼女居ないって。 居るの?居ないの? どっちよ。 「ホント意味、わかんないし」 言い知れぬ感情が、胸の奥から湧き上がってきて、それを消したくて、私は再びぬるま湯で顔を洗った。 消えてくれるはずもないのに。  
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