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のろり、とベッドが降りて。
「こう動きたくない時に限って、誰かが来るんだよなぁ」
ぶつくさ言いながら、玄関にむかう。
渚や家族とかなら、行くって連絡してくる筈だし、郵便局の人とか?
片目を閉じて、玄関の覗き穴を見る。
「……え」
覗き穴から見えた人物。
その人は、郵便局の人でもなく、配達員とかでもなかった。
なぜ?
って、感じだった。
―ピンポーン。
戸惑っていたら、またインターホンが鳴って、私はハッとする。
出来れば会いたくない人だから、躊躇いながらも鍵を開けて、ドアを開けた。
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