また一緒に。

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    暑い、外。 昼下がりの日差しでも十分、体温を上昇させる。 あちー、って隣の大倉さんが呟く。 それから暫くお互い無言だったのを、先に破ったのは、大倉さん。 「アイツ…、高松。 彼女と別れてたらしい。 だから、一緒にも暮らしてないって」 「………」 「全部、涼太から聞いた。 別れたのは、夏南ちゃんが高松と知り合う1ヶ月前ぐらい」 相槌もせず、ただ黙って聞いてる私。 無神経がどうとかって、話しをするんだろうと、てっきり思ってた。 だから、どうして彼の話し持ち出したんだろうって疑問で…。 それから……。  
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