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とにかく羨ましかった。
窓際。
一番後ろの席。
そこに、いつも背もたれにもたれて怠そうに座ってる高松昂希のことが。
間近で見ると男でさえも息を飲むほど、画になる男で、俺に無いものを十分に兼ね備えているから。
あんなにも綺麗の形容詞が似合う男は、どこ探してもなかなか見つかんないんだろうなと、つくづく思う。
つい半年前、俺ら1年は中学生だった。
中には、ホントに同い年かよ、と疑わずにはいられない奴もいる。
そんな中やけに落ち着きを払ってて、どこか大人びているのは、このクラスでいうと高松、ただ1人だけ。
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