安らぎ

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教室につくとカナはさっきの事を先に席についていた唯に話した。 「イチャつくのもいいけど~。気を付けなよ~」 唯は意味ありげに言った。 「何を?」 辺りを見回すと唯は真面目な顔をした。 「桂木先生はけっこう人気だから」 耳元で周りを気にしながらささやいた。 「にらまれたら危ないって事?」 カナが聞き返すと指を立ててうなずいている。 「まあ、二人が公認の仲になれば、気にすることもないけど」 ニヤニヤした顔をしながら唯は授業の用意を始めた。 「公認の仲かぁ」 目標の言葉にカナは、胸をときめかせた。
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