『造夢』

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『造夢』

『造夢』 アナタとの想い出が風化しないのは 造り上げた作品だったから 私は思うのです 交わした会話も 触れ合った温もりも 作っていたモノでは無いかと アナタという存在を何処か割り切っていた アナタも同じだったのでしょう お互いに気持ちは違っていても 関係が一時のモノだという事は解ってた アナタには大切なモノがあり 私は状況を理解してた だから精一杯 想い出が綺麗に残るように演じていた 困らせ無いように 嫌われないように 気付かれないように でも それでも良いと思ってました アナタが好きで 二人の時を過ごしたかった 現実に戻った今も 想いは変わらず 綺麗なままの想い出を 抱えています
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