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「リーゼはアンタの妹でしょうがッ!?
だったらアンタの責任よッ!
デレデレ鼻の下伸ばしちゃってみっともないッ!
あたしの時はケラケラ爆笑してたクセにッ!!!!」
「はい…?
おい…レオ?なんか話が逸れて…」
「うっさいッ!黙れッ!!
どうせ、あたしにはアリアみたいにあんな大胆なのは似合わないわよ!
それでもねッ!あの時すっごく恥ずかしかったんだからッ!!
なによッ!ちょっと…く…かなりアリアの方がおっきいからってコロコロ態度変えちゃって、ほんとみっともないわねッ!!!」
なんだか勝手にヒートアップして凄まじい勢いで脱線していく暴走レオナ。
「…まぁまぁ…レオナ…。
…これでも飲んで落ち着いてください…」
「リーゼッ!アンタもこのバカを庇わなくていいのッ!!
…って、なんでホットミルクなのよッ!?
こっのバカレクトッ!!なによッ!牛乳でも飲んで成長しろっていいたいワケッ!!!!」
「ちょっ!?おれは何も言って…」
「おあいにくサマッ!!
牛乳なんてねッ!毎日!毎日!飲んでも!飲んでもッ!ぜんっぜん!全く効果無い…ッ!!?
あ…あたしは身長の話をしてるんだから勘違いしないでよッ!!!
なんにしろ迷信なのよッ!
め・い・し・んッ!!!!」
そして、リーゼに更なる燃料を追加され、暴走レオナがなぜかその矛先をおれに向けてぐいぐい詰め寄ってくる。
「あ~っ!
ミルクだ、ミルク~っ!
わたしも大好きなんだよっ!
でも、毎日飲んでも全然おっきくならないんだよねぇ…」
「なッ!?……なんですって…?
じゃあ…あたしは…あたしは…?」
果てしなく脱線すると思われた暴走レオナはネコミミアリアお姉ちゃんの無邪気なひと言でピタリと停止した…。
…いや、アリアお姉ちゃんの場合、身長はともかく別なトコがしっかりおっきくなってますよ…?
…なんかだか、レオが不憫な気が…。
…個人的にはあまりおっきいとかちっさいとか気にする事ないと思うんだけど…。
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