変わった関係

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そうして師匠に連れて来られたブルーヘキサのギルドマスター室。 「…これは…凄まじいですね…」 「ちなみにアイリさんが2日に一回は掃除してこれだからな」 「…さすがは…グランドマスターですね…」 相も変わらず散らかり放題な師匠の部屋を見渡してリーゼが呆れたような、感心しているような感想を口にする。 「そうかぁ?オレは別に気にならねぇけどな」 「もぉ!あなたは少ぐらい気にしなさいっ! いいこと、ティア? 食べたお菓子の袋はちゃんと捨てる! 飲んだお酒のビンは燃えないゴミ箱に! 脱いだ服は洗濯カゴへ! いつも言ってるでしょう?」 リーゼの感想に不思議そうにする師匠にいつもの如く明らかにお子さま相手にする内容のお説教をするアイリさん。 「んだよ…居たのかよ。 アイリ、お前いつも細かい事ばっか気にしてよく飽きないよな」 「もぉ!飽きる飽きないの問題じゃないの!」 つまらなそうに聞き流す師匠にプンスカ怒るアイリさん。 …アイリさん、ギルドの運営の合間にギルドマスター室の掃除までしてるのにすぐにバカ師匠に散らかされて大変だよなぁ。 …おれ…今度リーゼが掃除してるの手伝おう。 …うん…そうしよう。
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