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鞄から 白いハンカチを取り出す 彼女の指を ただただ見つめて 金縛りにあったように 動けなかった 『…?』 そんな俺を不思議そうに 見ていた 『あ、あ… すみません、大丈夫です』 俺が慌てて絞り出した言葉に 彼女はクスリと笑って 『私、すぐそこに車あるんで よかったら、傘…どうぞ』
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