芋虫は蝶々になった!

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私は気がつくとベットに寝かされていた… ヤバイ!食べて飲んで寝ちまったんだ!後片付けもしないで…私はそっとリビングのほうに降りていった そこにはまだお酒を飲み交わしている家族がいた 『大地にはあのくらいのお嬢さんじゃないとダメね』 『そうだな。わしは気に入ってるよ。出されるもの全部食べて飲むし、気持ちのいい子だよ』 『刑事の嫁さんとしては合格だ。班長さんの姪っ子なら仕事に理解あるだろうからな…』 『同感だな。変わり具合はうちのカミさんとドッコイドッコイだ』 『あんな子もう現れないよ…ちゃんと婚約指輪も贈ったし…秋か早くて6月くらいには結婚式挙げたい』 『6月がいいわよ。今時のカップルらしくていいじゃない?』 『ジューンブライドっていうしな…秋だなんて言わないで夏にしちまえよ』 『彼女と相談してみるよ。あ、母さん片付け今日は俺するから…』 『今日は真二の番でしょ?さっさとやんなさいよ。私今から洋画みたいのよ』 ホントに変わってる…いい意味で 私はこっそり寝室に上がりパジャマに着替えた まだ自分の温もりがある毛布に包まった なんだか暖かい家庭だな…うつらうつらするころ、大地がやってきてベットに入った
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