出来損ない女でごめんなさい

芋虫は蝶々になった！

『はじめまして！松下大地です！豊田班長の下で働いています！うさぎさんとも数カ月前からお付き合いさせていただいてます。あの…今日うさぎさんにプロポーズしました！こんな俺ですが、彼女をお嫁さんにください！』

家族はいっせいにお茶を吹き出した

『あの…松下さん…ホントにこの娘でいいんですかぁ』とお母さんが聞き返した

『彼女でなきゃダメなんです！』

『ホントに？』とお父さんも聞き返した

『式は来年にと考えてます。必ず幸せにしてみせます！』

『まあそんな訳なんで』と私は左手の指輪をみんなに見せた

そして私はお正月の２日に長野の松下家に挨拶にいくこととなった

その前に年末に、ジョージさんと愛の結婚披露宴がライブハウスで行われ、私も出席した

私は二人に

『私も一応こういう事になって、来年結婚です』

と指輪を見せ報告した

『お互いめでたいでありんすな』

『よかった、幸せになるんだぞ』

『ジョージさんと愛さんこそ。ホントにおめでとうございます』

楽しい披露宴は最終、ライブステージへと変わっていった