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【四つ葉中学校・教室】
生徒A
「ねぇ。今日は、新しい転校生がやって来るみたいよ」
生徒B
「転校生? ふーん。どんな子が来るのかな?」
生徒C
「楽しみだね♪」
教室内で、転校生の話題で持ち切りになっている。
その中で、ラブとせつな、大輔と裕喜と健人の五人も転校生の話題について話し合っていた。
大輔
「転校生か。一体どんな奴がくるんだ? たしか男子生徒って言っていたな」
健人
「男子生徒ですか、どんな御方が来るのですかね?」
裕喜
「どんな奴が来るのかな? 楽しみだな!」
せつな
「そうね。私も去年の夏休み明けにやって来たけど、結構、緊張したな」
懐かしんでいると。ラブは、笑顔で話す。
ラブ
「でも、どんな転校生が来ても仲良くしたいね!」
大輔
「ああ! そうだな」
裕喜
「俺達なら、大丈夫だよ!」
健人
「そうですね!」
せつな
「そうね!」
皆が話し合っていると、構内の鐘が鳴った。
クラスの皆は、それぞれ着席し、新しく来る転校生に胸を膨らませていた。
扉が開き、担任の先生と転校生らしき生徒が中央にある教卓まで歩いていった。
転校生の容姿は、黒い髪に黒い瞳。肌の色は少し焼けていて、体格はがっちりとしていた。見た目のかなりカッコいい感じだった。
先生と転校生は皆に挨拶をした。
そして、転校生の紹介をし始めた
担任
「皆、おはよう! 今日は、皆が楽しみにしていた、転校生がやって来たぞ。さて、紹介しようか」
担任の先生がふると、転校生の男の子は、自己紹介し始めた。
良太
「は、はい! えーっと。おはようございます! 俺は、若葉中学校って言うところからやってきました。神田 良太【かんだ りょうた】と言います。皆さん、どうかよろしくお願いします!」
良太が礼をすると、大輔と裕喜が突然、口をそろえて、大きな声を出した。
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