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扉については見なかったし聞かなかった事にする。
記憶から抹消。
売り場の方にも首を伸ばすが、どうやらあの扉の奥――記憶抹消――どうやら此処には誰もいないらしい。
明らかにおかしな空気に、一抹どころじゃない多大な不安がひしひしと。
と、事務机近くの壁に掛けられたホワイトボードに気が付いた。
『新人の洸太君へ(はぁーと)』
どうやらこれは連絡用のボードらしい。
『あなた採用! 早速今日から働いてもらっちゃいます☆
制服は君のロッカーにあるから! 分からない事は店長代理や他のバイトの子達に聞いてね!
P.S.君と同じ、今日からの新人がもう一人いるから仲良くしてあげてね♪
店長より(^з^)-☆Chu!!』
採用されてしまった。
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