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「ぎゃ~、まじでぇぇぇぇ~?!」
それはお宝を目の前にした時のこと。
ラス1、さぁこれでコンプリート!
罠にも掛からず、お宝を目の前にしてうっとりと見つめた時に、それは起こった。
カチっ。
「かちっ?」
足元でした音に疑問をもった瞬間…、お約束のように足元の床がなくなっていた。
ばさりと長い髪がひるがえる。
そうして…武骨な洞穴のような中に落とされていた。
とっさの出来事とは言え、空中で体制を立て直し、どこも傷めることなくきれいに着地したことは僕が一流の怪盗である証でもある。
えへん。
が。
ワナにはまった事実には変わりがない。
あーんっ。
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