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しばらくするとマンションが立ち並ぶ場所に着きました。
「もうすぐだからがんばってね♪」
「わかったぁ♪」
「おぅ♪」
唯ちゃんの言葉に目を輝かせながら瞬時に反応したのは宏と朋佳ちゃんでした。
尚美ちゃんは反応するのも嫌なほど疲れてる様子。
ですが私はもうすぐ着くという言葉よりも周りに見えるものに気をとられていました。
周りのマンションの一つは大分古く、一階の端の部屋にはカーテンが黒くボロボロに焼けたあとがありとても人が住めるようなものではありませんでした。
そのマンションの前には神社のようなものと小さな公園がありブランコやシーソーのような遊具がありました。
「あれが私の家だょ♪」
と、唯ちゃんが言ったのでみてみるととても綺麗な新築のマンションでした。
マンションの裏には松林がありその後には海があるという話を唯ちゃんから聞いていたのであとで海を見に行くことになりました。
しかし、この松林の中とマンションの前には墓があったのです。
昔からなにかと体験してきた私は嫌な感じがしたのですが皆の盛り上がりを下げないため笑って何もなかったことにしたのです。
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