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「文久3年じゃ・・・ないってことか?」
カレンダーの年度をみた瞬間これでもかというくらい目を見開く
文久3年は確か1860年代
約150年も先の時代に来てしまったんだ
動揺するのも無理はない
あたしだって、いきなり『ここは150年後の時代です』なんて言われたら動揺する
土方は何とか現状を把握しようと頭をフル回転させてるみたいだった
「あの、本当に土方歳三さんですか?」
あたしはつい気になってしまったことを問い掛けた
そもそも、タイムスリップなんて小説とかの中だけの話だし現実に起きるなんて・・・
おかしくない?
「クソガキ・・・次同じ事を言ってみろ。言ったら切り刻むぞ」
「は、はいっ!」
あまりの気迫につい返事をしてしまった
けど、今のでわかった
この人、間違いなく鬼の副長 土方歳三だ
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