鬼の副長 いらっしゃーい

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土方はあたしが着ていた服 ワンピースの裾の部分を掴むと『なんだこれ』と言いながらピラッとめくってきた すかさずあたしは土方の手を振り払うと先程のように大きな声で叫んだのだった 「おい、いつまで拗ねてんだよ」 「.....」 「はぁ...別にいいじゃねぇか。足の一つや二つ。着物を着てねぇ、てめぇが悪い」 だーかーら!! ここは幕末じゃないんだっつーの!! そう怒鳴りたい気持ちを抑えあたしは立ち上がった 「土方さん、あたしを馬鹿にするのも大概にしたほうがいいですよ?」 あたしは土方の弱みを知ってるのさ! .
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