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~序章~
「……説明は以上」
手に持った書類をトントン、と机の上で揃え立ち上がる一人の青年。
「……あ、あのっ!」
「……あぁ? まだ何か用があンのかよ面倒臭ぇな」
頭をかきながら不愉快そうに振り返る。
「そ、そんなはっきり言わなくても……。あのっ……何か研修的なものはないんですか……?」
「……ねぇよ。つーか、最初にそう言っただろうが……飾りの耳ならココで引きちぎってやろうか?」
怒りとも喜びとも取れる邪悪な微笑みを、ニッコリと浮かべる青年。
「つ、慎んでお断りさせて頂きます……ゴメンなさい」
「……チッ、ならもう用ねぇだろ。さっさと出てけ」
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