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ご飯を食べ終えた私は、鞄を持ってそのまま玄関に向かった。
あっちゃんも付いてくる。
「…どしたの?」
少しビビりながら話す。
「帰り、何時になりそう?」
「…よくわからないけど、たぶん、夕方…。」
「そう。じゃ、気をつけてね。」
「う、ん…。いって、きます…。」
私は玄関のドアに手をかけ、家を出る。
学校に向かいながら、頭の中が混乱していた。
あっちゃんが、変。ううん、本来、これが『普通』、なんだよね?
いつもの態度に比べると、拍子抜けした感じがあって、なんだか腑に落ちないのもあった。
まぁ、学校行っちゃえばあっちゃんに会わないで済むし、いっか。
なんて、あまり深く考えないことにした。
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