夏休みの学校

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不意討ちに弱い私は、今、さっき以上に顔が赤いだろう。 というか、全身の血が沸騰しているかのようにドクドクと熱い。 動揺している中で、頑張って出した私の声は弱々しくて、 「た、高、峰く」 「駄目…??」 そんな、子犬のような悲しそうな顔しないでっ。 どこまで計算してんの、この小悪魔さんはっ!! 「う、ぅうう、別に、嫌って訳じゃ…。」 「じゃ、朔夜って呼んでね?『貴優』さん?」 「は、はいぃぃ…」 真っ赤になった私は暫くまともに高峰君、もとい朔夜君の顔が見れなくて。 頭が沸騰してフラフラとした状態のまま、朔夜君の誘導の元、生徒会室に向かった。
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