夏休みの学校

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生徒会室についた頃、ようやく朔夜君の、小悪魔の呪縛は解けて。 まだ抵抗はあるけど、『高峰君』から『朔夜君』へと呼び方を変えることができるくらい、まともに話をすることができるようになった。 『生徒会室』 朔夜君がゆっくりとドアを開くと、すでに後輩の生徒会役員が2、3人来ていた。 「あ、おはようございます。副会長、貴優先輩も。」 「「おはよう。」」 「あ~。きゆ先輩だぁ~。そっかぁ、今日助っ人さん来る日だった~。わぁい。」 最初は近寄りがたくて堅苦しいと思っていた生徒会。 今でも生徒会以外の他の生徒もそう思っているんだろうな。 …でも。 私にとって、生徒会は今は癒し空間。 私にしては思いきった行動だったけど、生徒会の助っ人に名乗り出てよかった。 今でも助っ人をするきっかけとなった、あの時のことを鮮明に思い出す…。
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