生徒会への誘い(イザナイ)

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「朝比奈会長、仕方ないなぁ。お楽しみ中なのにスミマセンでした、先輩方。」 『P4』の一人、藍川七瀬(アイカワ ナナセ)君が私達に謝罪する。彼が敬語なのは、後輩だから。 たとえ後輩とはいえ、『P4』の一人だし、ちょっと緊張するなぁ。 「わ、私達は別にっ。気に、しないでっ!!ほら、部活のことなんだしっ。」 悪いことをした訳じゃないんだけど、『P4』に謝ってもらうなんて、なんだか悪いような気がして。 両手を横に振りながら、なんだか必死になってしまう。 「そうだよ。ボソッ(まぁ、部活のことかどうかは怪しいかなぁ…。フフフッ)」 薔子の呟きは、私に聞こえることはなかった。
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