2.クラスメイト登場

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ペシンッ 俯いてふて腐れてたら、頭を叩かれた。 奈雲「いたっ……何すんのさ羽塚…」 羽塚「明科(アカシ)が困ってるでしょ?男なんだから、そんな簡単に泣かないの」 オレが頭を押さえながら顔を上げたら、羽塚の優しい声が聞こえた。 奈雲「羽塚…」 羽塚「はいはい」 オレは、羽塚に抱き着きたくなった。 だから、本能に身を任せて羽塚に飛びついた。 羽塚って、ちょっと頼れる兄貴感があるんだよな。 羽塚「奈雲?どうしたの、お前。随分と甘ったれだね」 奈雲「うっせ…「そこっ!イチャイチャすんな!」……椎名」 オレは別にそんな気ないのに、椎名に、羽塚と引き離された。 明科「あの~、ボクも自己紹介していいでしょうか……」 椎名が何か言おうとした時、可愛い子が、緊張した感じで話し掛けて来た。 奈雲「あっ、ごめんね。どーぞ」 そんな彼が可愛くて、オレは思わず笑ってしまった。 明科「えっと、ボクは、東塔明科(トウドウ アカシ)と言います。佐倉君、よろしくお願いします」 奈雲「あははっ!そんな緊張しなくてもいいのに。ま、取り合えずよろしく、明科」 オレは、緊張している明科の目の前に、右手を差し出した。image=414165466.jpg
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