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碧南「アイツはね、僕の双子の弟の根上棗(ネガミ ナツメ)」
奈雲「双子?!全然似てないんだな」
碧南「ははっ、よく言われるよ」
碧南と楽しく喋っていたら、棗とやらががオレの後頭部をぶって来た。
バチンッ――
奈雲「ってぇ……何すんだよ!棗!」
いきなりぶたれた驚きと、痛さとで涙目になってしまった。
くっそー、本気でぶったたきやがったな、コイツ!
棗「だから、碧南を返せ!」
奈雲「碧南、棗の言ってる意味が分かんないんだけど」
棗の言ってる意味がよく分からず、碧南に聞いてみた。
すると、すごい剣幕でオレを睨んで来た。
だからオレも、睨み返そうとしたら。
碧南がオレを庇う様に隠してくれた。
ムカッ
だが、それにムカついたらしい棗は、オレを碧南の影から引っ張り出した。
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