3.生徒会副会長様御登場

3/7
前へ
/294ページ
次へ
オレがぶつけた所を摩りながら、立とうとしたら。 ?「ごめんね。大丈夫だった?」 目の前に綺麗な手が差し延べられた。 奈雲「っ!ぶつかったのオレの方だし…。すいません…」 オレは少し戸惑ったが、紳士的な彼の手を取り、立ち上がった。 制服が乱れてしまったので直し、落ちた鞄を拾った。 ?「気にしないで。君は…一年の佐倉奈雲君だね?」 奈雲「は?何でオレの名前知ってんですか…」 ?「ハハッ。有名だよ。上級生に結構狙われてるみたいだし…」 奈雲「何すか?!それ。オレ…そんなに変なのか…?」 榊「君、面白いね…。今度生徒会室おいでよ。オレ、風情榊(フセ サカキ)。よろしくね、奈雲君。じゃ、授業遅れない様に」 そう言うと、風情先輩は足速に去って行った。 今度…生徒会室行ってみよっ! “キーンコーン――奈雲「やべぇ!授業遅れる!」 ――お昼―― 何とか授業に間に合ったオレは、只今椎名、羽塚、碧南、棗、そして、新しく仲良くなった、村岸来駕(ムラギシ ライカ)と金浦騎士(カナウラ キシ)とお昼ご飯を食べている。image=440412428.jpg
/294ページ

最初のコメントを投稿しよう!

354人が本棚に入れています
本棚に追加