1.やって来た天使様

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オレ達は、意外にも同じクラスで、仲良くお喋りしながら教室に入って行った。 のんびり歩いていたからなのか、オレ達が教室に入った時には、すでに皆揃っていた。 奈雲「羽塚、何かオレ達見られてない?……すごい視線を感じる…」 オレは薄気味悪くて、羽塚の腕にしがみついた。 羽塚「ちょっ…奈雲…皆お前見てるんだって…」 奈雲「え。気味悪い。何で?」 オレが真面目に羽塚に聞くと、調度担任の先生が教室に入って来た。 羽塚「奈雲の席どこ?」 羽塚はオレを席に送り届けた後、自分の席に行った。 と、思ったら席が隣同士でした! なんか嬉しいなぁ。 羽塚に向かって、笑顔を向けたら、周りに居た奴らがどよめいた。 え。何かした?オレ…。 不安になりながら辺りを見回した。 すると、目が合った人達は、皆オレから目を逸らす。
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