1.やって来た天使様

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羽塚は、ふて腐れるオレの頭を、ポンポンと叩いてくれた。 その姿がすごくカッコ良くて、オレは不覚にもドキドキしてしまった。 羽塚みたいなイケメンに、こんな事されたら、誰だってドキドキするだろうな…。 結局、あの後ずっと話をしていた。 先生ゴメン。 ―――放課後――― 奈雲「で、何でオレが避けられてるのか、教えて!」 今は帰りのHRも終わり、放課後。 オレ達は徒歩登校だったので、朝の事を聞こうと思い、羽塚について来た。 羽塚「あ~。あれはね、………あっ。まず、奈雲『ホモ』って言葉分かる?」 奈雲「?」 何の業界用語だ。 オレにも分かる様に説明してよ…。 羽塚「だよね。そうゆうの疎そうだもんね、奈雲は。じゃあ…『同性愛者』ってのは、分かる?」 奈雲「うん。まぁちょっとは」 羽塚「それが、男か女かで『ホモ』か『レズ』かで分ける。そこは分かった?」 奈雲「うん。で、それがオレが避けられる理由になんの?」 羽塚は、心配そうに聞くオレの頭を撫でながら、口を開いた。 羽塚「で、男子校には異常にそうゆう人が多いんだよ。だから、奈雲を見て可愛いとか思ってたんじゃないのかな?って事」 奈雲「え゙。男に好かれても嬉しくないんだけど…」 羽塚「でも奈雲、確かに可愛いよ。男にしてはね」
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