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次の日
奈雲「羽塚、はよ」
オレはすっかり羽塚に懐いていた。
羽塚「おはよう、奈雲」
?「おはよー佐倉君」
?「おはよう佐倉」
?「お、おはようございます…」
オレ、今羽塚に言ったのに何でこんなに返事が返って来るんだ…。
羽塚の周りにはすでに新しい友達が群がっていた。
その面々を見ると、皆カッコよかったり、可愛かったり。
まぁ、羽塚よりは劣るけど。
奈雲「お前等は?」
?「へぇー♪この子が……ふぅーん……」
オレの質問は軽く流されてしまった。
ブスッと頬を膨らました。
奈雲「無視すんなよ」
?「ゴメン、ゴメン。俺様は倉木椎名(クラキ シイナ)だ。よろしくな、奈雲!」
椎名は、見るからに"S"っぽい。
しかも、自分のコト、俺様って言ってるし…。
でも、すごく顔は整ってて、カッコいい系。
奈雲「よろしく、椎名」
椎名「--------ッ」
オレがそう言ったら、椎名の顔は見る見る赤くなった。
オレ何かしたか…?
奈雲「だ、大丈夫か?椎名」
熱でもあるのかと思い、背の高い椎名に届く様に、背伸びをして、手をオデコに持って行った。
あんまり背伸びしすぎて、オレは、バランスを崩してしまった。
その拍子に椎名に抱き着いてしまった。
奈雲「わっ!ゴメン椎名!」
オレは椎名からすぐに離れた。![image=440412183.jpg](https://img.estar.jp/public/user_upload/440412183.jpg?width=800&format=jpg)
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