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─ 来たって逢わない‥
知らん顔して寝ちゃうもん‥
キモチは、いつまでもスッキリしないままなのに、何故だか、時間を気にしてしまう。
星那を寝かしつけながら、壁に掛かったキティちゃんの掛け時計に、何度も視線を遣ってしまう。
だけど、逢わない‥
あんなこと言われて、逢う気になんてならない‥
弁解なんて聞きたくない‥
今日は、意地でも逢わないんだ‥
固く決心したあたしは、星那の寝息を聞きながら、そっと目を閉じた。
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