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あたし達は、ケンカにならない。
だけど、時々トラブるんだ。
ほんの些細なことで、あたしが落ち込んだり、スネたりしちゃって。
「陽に、東京ですきな子がデキたら、どうしよ‥。」
信じているのに、あたしは、ついこんなコトバを口走る。
「有り得ないって、何度も言ってるでしょ？」
電話の向こうで彼は、毎回、あたしの不安を取り除く。
「でも、人のキモチって変わるやん。絶ッ対ダイジョウブなんて保証は、どこにもナイもん。」
これは、あたしの悪い癖で‥。
何度も何度も、陽のキモチを、確認せずにはいられないんだ。
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