269人が本棚に入れています
本棚に追加
電話口で、修二は言った。
「あるやんけ!マン喫。川沿いのとこ。」
「そぉなん?知らんかった。ありがとぉ♪」
修二が教えてくれた場所を目指して、車を走らせる。
ネットカフェに陽を送ると、あたしは急いで家に帰った。
彼を一人で待たせるのは、気が引けた。
だけど、星那も放っておけない。
遠恋の上に子供までいて、たまにしか逢えない時間が更に短縮されることが、あたしには悲しかった。
─ でも‥
「ただいま♪」
「おかえりー♪」
─ あたしは、ママだから‥
最初のコメントを投稿しよう!