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熟睡する星那を両親の寝室に運び、家を出ると、あたしは大急ぎで車を走らせた。
そして、ネットカフェの駐車場に着くなり、陽にメールをした。
すぐに返信が届く。
─ え?
彼からの返事に、目が点になった。
『手が放せない😏♥』
慌てて中に入ると、卓球台で修二と陽が対戦していた。
「にゃにやってんの?」
唖然とするあたしに
「陽くん、寂しいやろ思てな。遊びに来てん♪」
修二は、楽しそうに笑う。
「ルナ、男の戦いだからね。ちょっと待っててにゃ♪」
陽も卓球に燃えているのか、とても上機嫌で、あたしはホッと安堵した。
「陽、負けたらあかんで♪」
「ダイジョウブ♪」
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