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学校の近くの家はマンションの四階建てで、3DKの市営住宅だった。
玄関入って一番奥、しかも渡り廊下みたいなのを挟んで離れみたいな部屋が僕の部屋になった。
六畳あり、自分の部屋にしてはかなり広く感じた。
部屋に入るまでは扉が二枚あるので、部屋に入ったら親父や母の声は聞こえなくなる。
…やっと本物の自分の部屋ができた。
もう部屋に入れば夫婦喧嘩に巻き込まれる事はないし酔っ払った親父に絡まれる事もない……
僕はこれからの生活を楽しみにしていた…
しかし、そんなに甘くはなかった…
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